このページでは、食レポを毎日の食事で練習する方法と、このノートの要点をまとめます。練習は、1 食に 1 文だけ「おいしい」以外の言葉で言うことです。

1 食 1 言

食レポの場は、たまにしか来ません。毎日の食事なら、1 日に 3 回練習できます。やることは 1 つだけです。

  • 食べたものについて、「おいしい」「やばい」「うまい」を使わずに 1 文だけ言う

声に出しても、心の中でも、メモに書いても構いません。1 文なら続きます。慣れるまでは、次の形を使うと言葉が出やすくなります。

  • 「最初は〇〇、あとから△△」
  • 「〇〇より△△」
  • 「〇〇みたいな△△」

1 つ目は食べる順に拾う形、2 つ目と 3 つ目はたとえの形です。

週に 1 回、撮って見返す

1 食 1 言に慣れたら、週に 1 回くらい、スマホで自分の食レポを撮ってみてください。見返すと、次のことに気づきます。

  • 口に入れてすぐ話し始めていないか。1〜2 秒噛んで、表情が変わってから話しているか
  • 「おいしい」に戻っていないか
  • 同じオノマトペばかり使っていないか

撮った映像は、見ている側と同じ条件です。目と耳だけで、自分が食べたものの味を想像できるかを確かめられます。

言葉をためる

プロの食レポやグルメ記事で、うまいと思った言い方を見つけたらメモしておきます。書き留めるのは言葉そのものより、「どの食べ物に、どの言葉を当てたか」です。「ほくほく」は知っていても、それを何に使うかの例が少ないと、いざというときに出てきません。

このノートの要点

  • 見ている人に届くのは目と耳だけ。 香り・食感・味は、言葉にしないと伝わりません。「おいしい」はその 3 つを 1 語に畳んだ結論で、中身は届きません
  • 食べる順に拾う。 見た目、音、香り、食感、味。食感は「ひと噛み目・途中・飲み込むとき」で変わるので、分けて言うと情報が増えます
  • 食感の言葉は日本語にたくさんある。 研究者が集めた食感の言葉は 445 語、そのうち 7 割がオノマトペです。ただし一般に通じるのは 135 語ほどなので、まず通じる言葉から覚えます
  • たとえは、相手も知っているものを基準に置く。 大きさは身近な物、食感は触ったことのある物、味は食べたことのある味と比べます
  • 練習は毎日の食事で。 1 食に 1 文、「おいしい」以外で言います

最初の一歩は、次の食事で「最初は〇〇、あとから△△」を 1 文言ってみることです。